STATEMENT

ⓒHERBIE YAMAGUCHI

「人間が人間をもっと好きになる」

人々が希望をもって平和に暮らすことは人類にとって永遠のテーマです。

僕が写真を始めたのは、中学2年生のことでした。

思い起せば、その時すでに、「僕はひとのこころを優しくするような写真を撮りたい。」というおぼろげな構想を持っていたように思います。何故かというと、当時僕は腰椎カリエスという病気を何年も患っていて、肉体的にも精神的にも、一般の生徒より一歩も二歩も劣った存在でした。

僕に笑顔を向けてくれた先生は誰ひとりいませんでしたし、まわりの生徒からも随分いじわるなことをされてきました。孤独と将来への絶望の中で、せめて、僕の写真の力で、まわりの人間のこころをもっと優しくしたいと願ったのです。

その時から50年近くの時が流れたのですが、いまだに希望と平和への願いを写真のテーマにしていることは変らず、同じ姿勢で写真を撮り続けているのです。

そのような希望とか、平和をテーマの根底に据えた写真活動をしている方は沢山いらっしゃると思います。そうした方々のお力も借りて、「人間が人間をもっと好きになる」様なハートフルな写真展を開催したいと願っています。

ハービー・山口